京王線高幡不動に 照代さんという友人が住んでいます。
つい2-3年前まで 新宿のデパートの家庭用品売り場でアルバイトをしていましたが、今は住まいの近くの老人の集まる施設で、世話人をしています。
一方、私は目黒区の商店街の荒物屋でアルバイトをしています。
全くの偶然なのですが、ふたりともお茶碗を扱うアルバイトです。
照代さんと私が知り合ったのは かれこれ15年前。
新宿の病院に入院していた時の、4人部屋のルームメイトでした。
その病院は、心臓専門の入院患者のみの病院で、4人部屋の全員が何かしらの心臓の病を患っていました。
照代さんは大動脈弁、私は僧坊弁に異常があり、ふたりとも悪い弁を人工弁に置換する手術を受けました。
私には当時まだ1歳の息子と、7歳の娘がいました。
見舞いに訪れるのは主人ばかり。
たった一度だけ、主人が娘を連れて来てくれたことがあるだけでした。
一方の照代さんはというと、私と反対に ご主人は滅多に顔を出されませんでした。
http://mpjob.jp/search/area_2/terminal_2400129/
そのかわり 既に社会人のお嬢さんと坊ちゃんが 入れかわり立ちかわり、お母さんの見舞いに訪れていました。
お母さんに対しても、同室の患者たちに対しても、この二人の若者は大変優しく、私もこんな風に二人の子供たちが育つといいなと思ったものでした。
照代さんも私も、無事手術を終え、退院しました。
退院5年目に、照代さんの住む高幡不動と私の住む目黒の間ということで 吉祥寺で会ってお昼を食べました。
この時、照代さんは高幡不動名物のお饅頭を持ってきてくれました。
このお饅頭が美味しくて、いつか高幡不動を訪れることがあれば、今度は自分で買いたいと思っています。